01 良い医師を目指して
札幌市に生まれる
札幌市(小学校2校、中学校5校転校)


高校2年次、森鴎外『青年』の読書感想文で旺文社賞を受賞。 これを機に 「人のやらないこと、人のためになることを成し遂げる」という 生涯の誓いを立て、今日に至る。 当時の指導者は、後年、函館教育大学の学長を務められた文学者の 鈴木信義先生(東京教育大学卒)。 私の思想と思考の骨子を築いてくださった、 極めて影響の深い恩師のひとりである。
旭川医科大学 眼科学教室 入局(保坂明郎教授)
(スケペンス眼研究所、スケペンスレチナアソシェイト、マサチューセッツ工科大学、ボストン子供病院、べイスラエル病院)
・研究に従事 (英文論文10編)
・Fluorophotometry による血液眼内柵透過性に関する研究、網膜血流量の測定、増殖性硝子体網膜症に対する治療法、インフォームドコンセントの在り方に関する研究
釧路赤十字病院眼科部長
旭川医科大学眼科講師(卒業生第1号)
旭川医科大学眼科学講座助教授
(卒業生第1号)
ハーバード大学 留学 〜平成元年
(上記研究所など)
Laser Doppler法による網膜循環の装置開発、Eye Tracking装置の開発、およびNMR法による網膜硝子体病変の画像解析の研究(9.3テスラを用いて)
02 ボストンで学んだこと
ーそれは、「患者さんが主人公」
ー「技術」と「心」のアプローチ
糖尿病網膜症の手術公開を開始
(北海道新聞一面トップ記事)
旭川医科大学眼科医局 ⇔ 旭川高砂台病院
・ISN net64 3回線にバージョンアップして使用
・画像・音声双方向伝送に成功 伝送画像が1秒間に30コマでなめらかになった 静止画では鮮明な画像診断が可能 しかしながら、動画像では不鮮明さが否めない
・医療現場には、「インフォームドコンセント(説明・理解・納得・同意)」が必須。その一つの手段として、「画像送受信」が有効。
03 「画像の伝送」で医療が変わる
ー「高精細」・「立体映像」が必須
ー両者の改善が成功のポイント
「人が動くのではなく【情報を動かす】」
INS net1500 1回線/INS net64 1回線を合わせて使用
画像・音声の双方向伝送に成功 伝送画像が1秒間に30コマでなめらかになった。静止画では鮮明な画像診断が可能 。
しかしながら、動画像では不鮮明さが残る。
旭川医大眼科の関連病院に遠隔医療システムが広がる
INS net1500 1回線/INS net64 1回線を合わせて使用
日常の診療支援に大いに役立つ。更に、手術支援にも有用なことが判明
津軽海峡を越え福島県原町市(現南相馬市)まで遠隔医療ネットワーク拡大
04 旭川発で世界を結ぶ
旭川医大手術場 ⇔ 旭川医科大学眼科医局 ⇔ スケペンス眼研究所(3元中継)
ハーバード大学スケペンス眼研究所(米国・ボストン)間と本格運用開始
旭川医大手術場からの硝子体ライブ手術をリアルタイム伝送しカンファレンスを実施 (3地点相互伝送)
公衆回線を使用
旭川医科大学と札幌のNTT東日本北海道支社の間でカラーの立体動画伝送に成功
旭川医科大学眼科医局 ⇔ ハーバード大学スケペンス眼研究所⇔ 市立旭川病院眼科(三元遠隔医療)に成功
市立旭川病院眼科の患者さんを地元の医師が診察・確信を得るため、旭川医大眼科とハーバード大学スケペンス眼研究所で同時に診察し3箇所で同時に診察を実施
この意義は、外国の権威ある医師がリアルタイムで、日本人の困った患者さんの診察が、日本人の医師のリクエストがあれば、できることを示したこと。
TAO 「高臨場感眼科医療画像伝送技術開発」開始(プロジェクトリーダー吉田晃敏)
大学の外に初めて研究所を開設した
どこに住んでいても世界最高水準の医療が享受できる
「遠隔医療—旭川医科大学眼科の試みとその効果—」出版
(遠隔医療最初の著書、亀畑義彦教授と遠隔医療のメリットを「数字」で示した)
旭川医科大学眼科医局 ⇔ 南京中医薬大学 眼センター(中国)
旭川医大眼科医局と中国 南京病院間でライブ送受信をを実施
①旭川医大眼科医局から硝子体手術映像の伝送と解説を実施
②南京中医薬大学から屈折矯正手術(レーシック)のライブ映像を伝送
05 遠隔医療のセンター化
旭川より先に!
ハーバード大学にスター国際遠隔医療センターが完成し旭川との連携深まる
国際遠隔医療貢献でポール・カイザー国際賞受賞
旭川医科大学附属病院に遠隔医療センター開設(文部科学省から8億円の特別予算措置)
ハーバード大学にスター国際遠隔医療センターが完成し旭川との連携深まる
カンファレンスルーム
第1診断室(感覚器系)
第2診断室(病理)
第3診断室(X線・CT・MRI・RI)
第4診断室(内視鏡・心電図・脳波)
各科、関連病院との間で遠隔医療システムの導入が加速
旭川医科大学附属病院, 遠隔医療センター長に吉田晃敏眼科教授が就任
旭川医科大学附属病院 手術部長に吉田晃敏教授が就任
第104回日本眼科学会総会宿題報告
「黄斑疾患に対する新しい検査法 ―診断と治療への応用-」担当
旭川医大遠隔医療センター ほか各遠隔医療施設 ⇔ 市立根室病院(久保院長)
市立根室病院と全診療科で遠隔医療の供用を開始する
(遠隔医療の集中管理を行える操作室を中心に、手術室、内視鏡室、CT検査室、病理検査室、眼科診察室などと旭川医科大学の遠隔医療センターほか、各地の遠隔施設設置病院と接続 )
旭川医大病院手術室 ⇔ 札幌厚生病院眼科
広帯域ネットワークを用いた3D画像伝送実験を行う
旭川医大病院手術室から札幌厚生病院眼科へライブ手術を伝送し、札幌厚生病院で経験医師が忠実な立体視を確認
06 夢のシミュレーター手術に成功
広域ネットワークを用いた病理画像伝送実験
NICT P2P型高信頼情報流通技術に関する研究開発のプロジェクトリーダーに吉田晃敏が就任
札幌社会保険病院との間で産婦人科領域における遠隔医療の活用実験
吉田晃敏が1994年から実践してきた遠隔医療の変遷と近未来への抱負がルポとして、
内閣府発行の政府広報誌「時の動き・9月号」に掲載された。
<ルポ>旭川医科大学附属病院遠隔医療センター
旭川医大遠隔医療センター ⇔ 函館五稜郭病院
高精細画像(HD)を用いた手術動画伝送を用い手術支援を開始する
遠隔医療センターから函館五稜郭病院で行われる眼科手術の支援をリアルタイムで実施
07 国と共に新医療に挑戦
e-Japan重点計画特命委員会において額賀福志郎委員長の下、旭川医科大学が推進、実践している遠隔医療について講演をさせて頂きました
「遠隔医療 ~ 実験から実用へ」のビデオを用いて解説し今後に向けての方向性を述べさせて頂いただきました。
e-Japan重点計画特命委員会
平成16年3月23日(火)12:00~ 自民党 党本部901号室
委員長 額賀 福志郎氏
事務局次長 岩屋 毅 氏
医療情報化について ~遠隔医療のシステム整備支援など~
旭川医大遠隔医療センター ⇔ 利尻国保中央病院 ⇔ 市立稚内病院 ⇔ 札幌メモリアル眼科
離島を含む4施設を結び四元遠隔医療実験を開始する
利尻国保中央病院、市立稚内病院、札幌メモリアル眼科、旭川医科大学遠隔医療センターの4施設を結び遠隔医療を実施(ADSL使用)
一次医療圏、二次医療圏、三次医療圏を結び患者さんの診察並びにその後の入院先、手術等について検討
遠隔医療センターのIP化を進める
ISDNを用いた通信からIP通信への移行を開始
北海道健康管理センタ=(ペアーレ札幌)との間で初のインターネット プロトコル化(IP化)遠隔医療開始
NICT オンデマンド型ネットワーク制御技術に関する研究開発プロジェクトリーダーに吉田晃敏が就任
独立行政法人情報通信研究機構(略称:NICT)は、平成16年4月より次世代を担う超高速・高機能研究開発テストベッドネットワークJGN2を運用しておりますが、平成17年11月よりJGN2がアジア地域(タイ・シンガポール)へ拡大されることを記念し、「JGN2アジア回線開通記念シンポジウム」を開催しました。
旭川医科大学 ⇔ シンガポール・ナショナル・アイ・センター(SNEC)APAOで吉田がSNECで手術
アジア・パシフィック眼科学会(APAO)において吉田晃敏がSNECで手術を行い、その映像を立体動画で学会会場に伝送
ABB「3D-HD方式とブロードバンドを活用した眼科における遠隔医療の実証実験」でシンガポールに向けた高精細立体動画伝送に成功する
平成17年度 総務省 アジア・ブロードバンド実証実験
「国際情報通信ハブ形成の為の高度IT共同実験『3D-HD方式とブロードバンドを活用した眼科における遠隔医療の実証実験』」として
旭川医科大学、 シンガポール・ナショナル・アイ・センター(SNEC)に向けて立体高精細(3D-HD)リアルタイム手術動画伝送を実施
総務省アジア・ブロードバンド実証実験「国際情報通信ハブ形成の為の高度IT共同実験」
世界初『3D-HD方式とブロードバンドを活用した眼科における遠隔医療の実証実験』
国際情報通信ハブ形成のための高度IT共同実験
旭川医科大学眼科学講座では総務省「国際情報通信ハブ形成のための高度IT共同実験」のもとで、
旭川医科大学とシンガポールナショナルアイセンターを独立行政法人情報通信機構(NICT)の
学術ネットワークJGNⅡアジア・ブロードバンド回線を用いて接続し、医療格差の是正を目指した世界で初めての3次元高精細画像(3D-HD)による
眼科遠隔医療実証実験を、平成18年2月16日に行いました。
このほど開通した総務省・NICTのJGNⅡアジア・ブロードバンド回線を活用したもので、
3D-HD・3次元高精細ハイビジョン画像を用いた医用情報転送技術を使い、国際社会へ貢献することを目指した実証実験プログラムで、
アジア・近隣諸国に最先端医用技術を遠隔医療で提供することにより、環境・医療技術の向上への高い貢献が期待されております。
竹中平蔵総務大臣の祝辞
この実験に先立って竹中平蔵総務大臣からの激励のメッセージが寄せられました。
『今回、シンガポールナショナルアイセンターと旭川医科大学との遠隔医療実験の開始式が開催されますことを心よりお慶び申し上げます。
総務省では、2010年を目標年次として、「アジア・ブロードバンド計画」を推進しているところです。
『今回、シンガポールナショナルアイセンターと旭川医科大学との遠隔医療実験の開始式が開催されますことを心よりお慶び申し上げます。
シンガポールと日本との間でのICT分野における研究開発の一つの道標になるものと期待しております。
本実験の開始にあたって、多大なご協力を賜りました、シンガポール政府、シンガポールナショナルアイセンター、
旭川医科大学、他、多くの関係者の皆様に心よりお礼を申し上げます。
この取り組みが日本とシンガポールのみならず、アジア地域全体へと波及し、アジア地域の情報化の実現に資することを祈念いたします。』
シンガポールへの送信
旭川医科大学手術場から、重症糖尿病網膜症の患者さんの手術(水晶体乳化吸引+眼内レンズ挿入+硝子体手術《吉田晃敏執刀》)が
高画質のハイビジョン立体画像で、シンガポールに伝送されました。
同時に、旭川側の会場でも、高臨場感と高画質を3次元ハイビジョン方式で共有できました。
シンガポールなどアジア諸国では、糖尿病網膜症の患者が増加しており、
今後、旭川医科大学眼科の指導のもと、国際間の医療格差の是正、国際医療人育成、
そして国際貢献に努力する考えです。またシンガポールに引き続き、平成18年3月1日からタイ王国との遠隔医療も始めました。
次年度は、シンガポールから旭川医科大学への伝送や、このプロジェクトがメコンデルタ地域へ拡大されることが計画されております。
今回のこの新しい企画に関し、立体画像で、しかもハイビジョン画像により、
今まで伝えられなかった重要な奥行きの情報を初めて伝えられるようになりました。
今後も多くの国々と協力して、国際間の医療格差の解消に貢献する事を目指しております。
遠隔医療センター ⇔ 利尻島国保中央病院 ⇔ 市立稚内病院
遠隔医療センター、利尻島国保中央病院、市立稚内病院のブロードバンド地上回線で結べない地域をJSATとの共同で衛星回線を用い実施
地上回線とは違う通信プロトコルの研究開発も実施
NHK北海道 ニュース番組の特集コーナーで取材・放送されました
放送日時 平成18年6月2日(金)18:23~ 約5分
「ほくほくEye」特集コーナー 担当記者 遠藤英訓氏
タイトルは「デジタル最先端 旭川医大の遠隔医療 」
今回の放送は、旭川医科大学の眼科が日常実践している”遠隔医療の実際”をリアルに伝えながら、
IT活用時代の最先端を進んでいる旭川医科大学遠隔医療センターの”デジタル”の特徴を伝えるものでした。
取材は、放送の4日前におこなわれ、旭川医科大学の遠隔医療センターに取材記者チーフ遠藤氏とカメラマンがスタンバイし、
もう一人の取材記者が自らカメラを持ち患者さんの手術が行われた札幌清田区の札幌メモリアル眼科に、
さらに、患者さんが最初に受診し病気を発見された病院、北海道健康管理センターの眼科にもカメラが配置されました。
150キロメートルも離れた病院間で同時にリアルタイムでおこなわれる”遠隔医療”の取材は、撮影に慣れたNHKのスタッフでこそ可能でした。
番組は、スタジオの司会者のリードで始まりました。
司会 「最先端のデジタル医療、二回目の今日は、離れた病院を通信回線で結んで治療をおこなう遠隔医療です。
遠隔医療はこれまでもおこなわれてきましたが、デジタル技術の活用で治療に大きな成果を上げています・・・・」
リポート:「この日は、札幌で手術を受けた患者さんのその後眼の状態を診ることになりました。
デジタルの通信回線で旭川と札幌の二つの病院を結びます・・・・・・」
吉田教授:「残念ながら私はなかなか札幌に行けませんので、今日は旭川から診察させて頂きますし、3人で診察しますから・・・・」
リポート:「画面に札幌の患者さんの様子が映し出されます・・・・・ その様子はリアルタイムで旭川に届きます。
手術跡の映像を診ながら旭川の専門医が札幌の患者さんに結果を説明します。
吉田教授:「手術前の0.1から0.8になっているんです今日。大成功です!・・・・」
札幌の患者さん:「ハイ!ありがとうございます。」
リポート情報のやりとりもスムーズです・・・・・(送られてきたデータを表示し)電子ペンで画面に書き込みもできます。
患部がどのように治ってきたのか、過去のデータも取り出しながら説明することができます。」
患者さん:「いや ビックリした!こんなの見たことないし、(旭川にいる)先生と話ができて、実際に診てもらっている感じがしました。」
吉田教授:「今後は患者さんの情報がひとつになる。
その人がどういう場所でどんな病気になっても、いろんな先生方がその人を診察できるようになる(病気になってもいい国、日本。。。。吉田の哲学)。
デジタル化がそれを大きく進めました。(さらにデジタル化は)衛星を使った遠隔医療をも実現させることになりました。」
リポート:「遠隔医療は、国内だけでなく日本と海外でもおこなわれています・・・・」
番組はこの後、シンガポールとの間で平成18年2月16日からスタートした
"眼科手術のリアルタイム高精細立体動画伝送”3D-HDによる国際遠隔医療の様子で締めくくられ、
吉田教授率いる眼科教室の遠隔医療の最前線を迫力あるタッチで伝えました。
08 マスコミも応援
フジテレビ「情報プレゼンター とくダネ」(全国ネット)インサイドウオッチコーナー「離島の患者を救う 遠隔医療の光と影」で取材・放送されました
「毎週月曜日から金曜日まで放送されている“朝の情報番組”で小倉智明さんがメイン司会を務めています。
番組では、旭川医科大学眼科が5月から始めた人工衛星「JSAT」を介し衛星回線を用いた遠隔医療が中心でした
この衛星回線利用の遠隔医療は、旭川医科大学とJSATの共同実験で(2006年5月12日~2007年1月31日)、
主に光・ADSL回線が整備されていない地域や整備されていても回線が不安定のため、
実際の運用に不都合が生じる地域の病院と旭川医科大学遠隔医療センターを安定度の高い衛星回線を利用して結び、
遠隔地の患者さんの診断・治療支援を迅速かつ円滑に行うことを目指した共同プロジェクトでした
(この考えは、今考えると、今後、国土防衛 にも使える)
番組では、利尻島の病院を受診する実際の患者さんの日常生活や受診当日の様子を追いながら、
遠隔医療がどのように役立てられているのかを克明に伝えられていました。
「医療格差をなくせ 目の遠隔治療 実現に向けて」と題して放送で紹介されました
HTB北海道テレビ「イチオシ!」特集コーナー ~眼科のいないマチ ある医師の挑戦~
番組は旭川医科大学眼科の吉田教授が中心になって進めている“衛星回線を使った遠隔医療”の実際を取材しまとめられていました。
道北・利尻島の患者さんが、月に一度稚内から来る出張眼科医と旭川医大の眼科医、
二人の医師の診察を同時に受け今後の治療方針や手術方針などを決めていく様子。
遠隔医療が存在しない時は患者さん自身が、稚内の病院に行ったり、旭川の大学病院に行ったりなど、
時間と費用を費やさなければならなかったこと。この遠隔医療システムで患者さんの負担は格段に軽減される。
などがリポートされていました。
眼科における退院後の「在宅遠隔医療」を開始
旭川医大眼科病棟と在宅患者さんをインターネット回線で結び、退院後の体調管理・監視を実施
入院している病院から遠く離れて住んでいる患者さんでも、体調管理体制を充実させることで早期退院の促進に繋げられることを確認
日本 ⇔ シンガポール ⇔ タイ
アジア三カ国を結び立体ハイビジョン映像を用いたバーチャル眼科シンポジウムを実施
総務省の「アジア・ブロードバンド実証実験」2年目として日本、シンガポール、タイの三カ国を結んで
ライブ手術画像伝送を供覧しながらの「バーチャル 眼科シンポジウム」に成功 旭川医大から他の二カ国へ、
シンガポールから、タイからそれぞれ他の二カ国へ同様にリアルタイムでライブ手術を伝送しながらカンファレンスを実施
世界初の『バーチャル眼科シンポジウム』のレポートです。
国立大学法人 旭川医科大学眼科学講座(吉田晃敏教授、遠隔医療センター長)では、
総務省「国際情報通信ハブ形成の為の高度IT共同実験」のもとで、
旭川医科大学とシンガ ポール ナショナル アイ センター(Singapore National Eye Center, 代表 Ang Chong Lye博士)、
チュラロンコン大学眼科(代表 Dr.Prin Rojanaponpun)を
独立行政法人情報通信研究機構(略NICT 理事長 長尾 真)の学術ネットワークJGN ll アジア・ブロードバンド回線を用いて接続し、
医療格差の是正を目指した【3カ国同時開催3D-HDバーチャル眼科シンポジウム】を2007年3月16日に開催いたしました。
【旭川医科大学における“未来の眼科学会”の試み】
<実施内容>
具体的には、日本、シンガポール、タイ各国の手術室から旭川医科大学遠隔医療センターを介し眼科の超微細顕微鏡手術を、
3D-HD方式を用いリアルタイムで3カ国に伝送し、
同時に相互に症例の検討を行う「バーチャル眼科シンポジウム」~“未来の国際眼科学会”です。
これは、ブロードバンド通信システムを利用して
アジア近隣諸国に最先端医用技術である3次元高精細画像方式による遠隔医療支援技術を提供することにより、
ICTの環境・医療技術の向上への高い貢献が期待され、
世界で最初の“未来の学術会議”へ期待して、日本の安倍晋三首相から次のようなメッセージが贈られました。
今回、シンガポール・ナショナル・アイセンターとタイのチュラロンコン大学、そして日本の旭川医科大学との間で、
「日本とアジア2カ国を結ぶ立 体・ハイビジョン映像を用いた、バーチャル眼科シンポジウム」が開催されますことを心よりお慶び申し上げます。
日本は2010年を目標年次として、アジア地域のすべての人がブロードバンドにアクセスできることを目指し、
「アジア・ブロードバンド計画」を推進しているところであります。
今回実施される「アジア・ブロードバンド計画」の遠隔医療実験、
すなわち、立体・ハイビジョン顕微鏡手術映像をリアルタイムで3カ国同時に供覧し、
バーチャルシンポジウムを行う試みは、世界で初めてと伺っております。
本シンポジウムは、プロジェクトリーダーである旭川医科大学吉田晃敏教授とそのチームが、
我が国の関係省庁と長年に渡って研究・実証してこられた成果であり、
またシンガポールとタイ政府のご協力を賜り、今後のアジアにおけるICT分野での研究開発に
更なる進歩となるよう、期待をしているところであります。
また、日本政府が支援しているこの取り組みが、アジア地域の医療レベルの向上のみならず、
多くの分野で日本が世界に益々貢献できることを祈念いたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。
2007年3月16日 自由民主党総裁 安倍晋三
旭川医科大学との間での遠隔医療実施は国内38施設、海外4施設となる
(この時点で、国内外42の医療拠点とネットワークを形成)
遠隔医療モデル事業「『医療の均てん化』を目指した新しい遠隔医療ネットワークの研究開発」実施
今日まで私が取り組んできた「遠隔医療」を政府からまとめるようにとの推薦があり、
今後の医療改革、道州制の構築参考にされるようなので、3ヶ月でまとめ、一般の方向けの本として、発売致しました。
今後、政府の政策のKey Wordとなるよう、多くの方々のご一読をお勧め致します。
旭川発ブロードバンド診察が日本中をつなぐ!!
「患者さんが動く」「医者が動く」のではなく、「情報そのものを動かす」時代がやってきました。
人が動くことで生じる無駄を減らす「医療の構造改革」が実現する時代がやってきたのです。
格差なき医療
日本中で世界最高水準の治療が受けられるようになる日
吉田晃敏 著 (講談社/1,500円(税別))
•第1章 離島でも最高の医療
•第2章 患者さんが主人公
•第3章 「技術」と「心」のアプローチ
•第4章 旭川発で世界を結ぶ
•第5章 医者が変わる、環境が変わる
•第6章 アジアの国々と手を結ぶ
•第7章 病気になってもいい国
日野原重明先生(聖路加国際病院理事長・名誉院長)に、本の中にご推薦文をいただきました。
推薦の言葉
今般、北海道旭川医科大学の眼科学講座の吉田晃敏先生が、1994年から旭川医科大学の眼科学教室をベースに、
北海道内の僻地の眼科治療のために開発された遠隔医療システムの完成版として、
本書が出版されたことは、同医大の1973年の開学以来、
大学顧問としての務めを果たしてきた私にとって非常な喜びであります。・・・・
止むことの知らない熱意と使命感。
日本の多くの医療に関心を持つ専門家や看護師、訪問看護師、さらには一般の人々の間にも広く読まれることを念じます。
聖路加国際病院理事長・名誉院長 日野原重明氏より
早稲田大学創立125周年記念国際情報通信研究センター創立10周年記念 GITIフォーラム2007にて講演
「GITIのこれからの10年に向けて ~医療の立場から見たBNCへの期待と課題」
早稲田大学国際会議場・井深大記念ホール
学ぶ喜び、研究する喜び、働く喜びに満ちた"活力ある旭川医科大学"を目指して(就任挨拶より)
本年7月1日付で第七代学長に就任しました吉田晃敏でございます。
わたくしは旭川医科大学の一期生として本学に学び、卒業後も本学で教育・研究・診療を続けて参りました。
この度、学長の要職を担うこととなり託された責任の重さを改めて痛感しております。
旭川医科大学は、遙か大雪山連邦の雄大な山並みを望む北海道第二の都市・旭川の地で、1973年(昭和48年)に開学いたしました。
以来34年、「地域医療に根ざした医療、福祉の向上」を建学の理念に掲げ、
道北・道東地域における医学研究の拠点として、積極的に活動を展開して参りました。
医学部医学科に加え、1996年(平成8年)には看護学科も設置し、地域医療への更なる貢献を図って参り、
道北・道東地域における医学・看護学研究の最先端拠点として、寄せられるハイレベルな期待に応えております。
また、来年度からは地域医療を担う医師を育てるためにも"地域枠"を設け、更なる北海道の医療充実に貢献して参ります。
更に、地域間の医療格差是正を目指し、1999年(平成11年)、全国で唯一設置された遠隔医療センターは、
現在までに、日本国内の他、アジアやアメリカなど国外へも拡大し合計42の医療拠点とネットワークを形成して参りました。
建学の理念に掲げた地域医療への想いと最先端ICT技術が融合した施設として、本学の遠隔医療センターも医療支援の現場で積極的に活用され、
今後は国際遠隔医療センターへと進化させて参ります。
一方、地域の皆さんを対象にした公開講座や、各分野の専門家を自治体の要請に応じて派遣する派遣講座、
そして、身近な健康管理情報や「病気にならないための健康知識」をインターネットで提供している
"北海道メディカルミュージアム"の実施などを推進し、地域に開かれた大学としての更なる充実を図ります。
今後も、建学の精神でもある地域医療の原点に立ちながら、
最先端医学・医療の教育・研究に教職員が一丸となって新たなチャレンジを続けて参ります。
今後とも、皆様のご支援ご協力を、どうかよろしくお願い申し上げます。
総務省 アジア・ブロードバンド実証実験「国際情報通信ハブ形成の為の高度 IT 共同実験」
世界初「3D-HD 方式とブロードバンドを活用した眼科における遠隔医療の実証実験」について報告を行うとともに、
医師不足を補完する為の遠隔医療展開には通信インフラの整備が必須である事を訴えた。
09 国からの評価
JGN2+AKARI シンポジウム 2008 において国際連携賞 受賞
研究テーマ
3D-HD 方式とブロードバンドを活用した眼科医療における遠隔医療の検証(プロジェクト番号 JGN2-A17040 )
シンガポールナショナルアイセンターとチュラロンコン大学病院との国際共同研究について高い評価を受けた。
テレビ東京系全国放送 サブタイトル「医療格差をなくせ!~最先端遠隔医療の可能性~」
主な内容
•稚内在住で糖尿病を治療中の患者を遠隔医療で診察
•旭川医科大学病院で受けた手術をリアルタイムで病院に付き添う夫と、同時に離れた市立稚内病院の主治医に公開しながら病状を説明
•手術後の早い退院を可能にしている「在宅遠隔医療」旭川医大病院の病棟と患者さんの自宅を結ぶ様子
•定期的に手術後の検診を遠隔医療を用いて実施
•病理部が実施している「術中迅速診断」
旭川医科大学学長として医療人育成の為の新しい制度を検討・実践改革
•入試制度改革「地域枠定員 50 %増」
•授業料奨学金制度
•医師の初期研修時の費用貸与と返還免除制度
•学内設備「地域医療コーナー」、「医学古文書コーナー」、「学生交流サロン」設置
総務省情報通信機構 団体優秀賞受賞/個人優秀賞受賞
北海道内で展開する“旭川医科大学の遠隔医療”の実際を、
北海道洞爺湖サミットを前に道内取材をする各国のメディアに対し説明を行った。
広い北海道を象徴するかのように説明会も貸し切られた列車を利用し移動中に行われた。
旭川医大遠隔医療センター ⇔ 利尻島国保中央病院・道立香深診療所(礼文)
「医療均てん化」を目指した新しい遠隔医療ネットワークの研究開発を開始する
ブロードバンド地上回線の利用が困難な地域(利尻島国保中央病院・道立香深診療所(礼文)において高速無線LANを用いた遠隔医療を実証
さらに、既存の遠隔医療システムと連携した遠隔医療を実施
日野原重明先生の講演を聴く(新老人の会について)
アフリカ地域 地域保健担当官のための保健行政
JICAの要請で1ヶ月間保健行政に関わる指導を実施した
「旭川医科大学の遠隔医療の実際」を見ながらジャーナリストの鳥越俊太郎氏と
スタジオゲストの日本医師会常任理事 内田健夫先生が遠隔医療の将来展望を話し合った。
日本医師会提供の番組。
インターネット網とモバイル網を併用した遠隔医療システムの実証実験を実施
リアルタイムで行う遠隔医療において、多少の伝送遅延が許容される検査等の「映像」を従来通りインターネット網で送受信し、
スムーズな会話が求められる「音声」を遅延の少ないモバイル網で送受信する遠隔医療システムを開発し、
医師の評価実験によって実用性を確認しました。
テレビ番組「ワールド・ビジネス・サテライト」に出演(テレビ東京系 全国放送)
旭川医科大学眼科が実施している手術公開について情報公開の観点から取り上げられた。
さらに、患者さん自身が自分のカルテ情報を管理できる新システムの研究についても取り上げられた。
石崎総務副大臣と懇談
地域医療における旭川医科大学の取り組み、今後の遠隔医療について懇談した。
総務省・厚労省「遠隔医療モデル事業」に北海道が認定
吉田晃敏がプロジェクトリーダーとして、道内10医療機関と遠隔医療ネットワークを構築し、
遠隔医療の経済効果の試算や患者意識調査など国に対して提言やエビデンスを提出した。
遠隔医療モデル事業「『医療の均てん化』を目指した新しい遠隔医療ネットワークの研究開発」実施
総務省が中心となり実施している「平成20年度地域ICT利活用モデル構築事業(遠隔医療モデルプロジェクト等)」において
“北海道”のプロジェクトが採択され、旭川医科大学が全面的委託を受けて事業を実施した。
本事業は、総務省が市区町村等に対し、遠隔医療を始め、医療・福祉・介護の事業テーマについて
「地域ICT利活用モデル」(情報通信システムの企画・ 設計・開発、継続的運用及びそれに必要な体制づくり等
ICTを利活用した課題解決のための一連の取組)の構築を委託するものでした。
「安心して早期に退院できる患者のフォローアップ体制の研究」を開始
患者が遠方の病院まで通院する負担を軽減し、自宅で安心して療養ができる体制を作るために、
バイタルデータを患者の自宅から自動的に送信できる機能や、自宅にいながらいつでも病院とTV電話が行える機能などを備えた専用端末の開発
および道内の医療機関と連携して患者をフォローアップできる遠隔医療システムの開発を行った。
そして、2011年1月から運用を開始した。
受賞趣旨
「医療分野において情報通信技術を活用した先進的な研究開発を数多く行うとともに、
特に全国に先駆けて遠隔医療センターを開設し、国内47施設、海外4施設と医療機関連携を行うなど、
遠隔医療の全国的な普及に尽力し、医療分野に置ける情報通信技術の利活用の推進に多大な貢献をした。」
BS朝日ニュースター「武田鉄矢の週刊鉄学」で旭川医科大学が実践している遠隔医療が紹介されました。
総務副大臣の視察を受ける
私がセンター長を努めている「旭川医科大学病院遠隔医療センター」が時の政権の総務副大臣 渡辺 周 氏の視察を受けました。
遠隔医療を北海道が必要としている背景等、15年以上に渡り私が実践してきた遠隔医療の背景と必要性、
そして、いま全国で起こっている医師不足・医師の偏在などに遠隔医療が貢献できる事をお話しした。
渡辺副大臣は後日(2010年1月10日)のテレビ番組に出演し以下のような発言をされました。
「先日、旭川医科大学を見学してきたのですが、情報通信技術を使ってお医者さんのいないところと繋いで遠隔診療をやっている。
例えば、白内障の患者さんを眼科の専門医が250キロメートル離れた旭川医大の学長さんが一緒に診る訳です。
そうすると若いお医者さんが不安なんだけれども、一緒に診てくれる権威がいることで“医療格差”を当面の間でも無くせる。
医師を育てるのにも10年掛かかる。
だとすると、現状、先端技術を使って離れたところでも医療格差を縮められる。
これは、これからの一つの成長戦略と位置づけられるのではないか。」
総務省の「ユビキタスタウン構想推進事業」に、
旭川医大と北海道が提案した「どこに住んでいても高度な医療が受けられる遠隔医療 普及推進事業」が採択される
プロジェクトリーダーとして2009年2月から実施している「遠隔医療モデル事業」をさらに発展させるため、
新たに、道内12医療機関と遠隔医療ネットワークで結び、眼科、脳卒中、放射線、病理の4分野での遠隔医療支援を開始した。
総務省の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」の
「地球的課題検討部会 -遠隔医療等推進ワーキンググループ―」の委員となり、国に対して医療改革の政策を提言した。
高臨場感コミュニケーションシステムの研究開発を開始
あたかもその場で診察しているかのような遠隔医療支援を可能とする高臨場感コミュニケーションシステムの研究開発を開始した。
従来は、検査の映像を2次元で伝送していた が、それを3次元化し、患部の奥行きも正確に把握できる技術を開発している。
中国のハルビン医科大学と学術交流協定を締結
旭川医科大学は、中国のハルビン医科大学と学術交流協定を締結しました。
5月16日(日)旭川市内のホテルで行われた調印式では、
本学の吉田晃敏学長とハルビン医科大学の楊宝峰校長が出席し、協定書にサインしました。
本学とハルビン医科大学は、旭川市とハルビン市が友好都市提携した1995年から交流をしてきました。
今後は、医学研究や教育での情報交換や学生、研究者の人的交流、共同研究の実施など、
教育・研究の協力および学術交流をより一層活発に行っていくことが期待されます。
10 他国への支援
旭川医科大学の海外の大学との協定は、
ハルビン医科大学で6校目となりました。
中国大使館 阮湘平 参事官、劉志貴一等書記官が遠隔医療センターを視察
施設の見学後、旭川医科大学が実施している遠隔医療についてのプレゼンテーションを 行い、3時間ほど歓談しました。
中国衛生部副部長が遠隔医療センターを視察
平成22年9月21日(火)中国衛生部 馬暁偉 副部長(後の中国・湖北省武漢コロナ対策委員長)ら8名が
旭川医科大学病院遠隔医療センターを視察しました。
一行は吉田晃敏学長の案内で、まず遠隔医療センター2階で、旭川から約110キロ離れた公立芽室病院で行われていた診察の様子を見学しました。
馬副部長は、吉田学長がモニターを通じて診療に参加し、現地の医師や患者さんと直接会話する様子を実際に見た後、
現在の中国の医療状況と対比させながら種々の質問をしました。
続いて、3階の研修室で3D映像などを確認し、本学における遠隔医療の取り組みや中国での現況について、熱心に討論を行いました。
遠隔医療センターが中国衛生部中日友好病院と技術協力に関する覚書を締結しました
中国衛生部中日友好病院の許樹強病院長ほか4名が遠隔医療センターを視察され、
その後遠隔医療センターにおいて、遠隔医療の技術協力に関する覚書を締結しました。
この覚書は、中日友好病院が進めている遠隔医療プロジェクトに関して、本学遠隔医療センターがこれまでに蓄積してきた、
遠隔医療に関する技術教育を行うことを目的としており、より一層の国際協力を図るものです。
北海道科学技術賞を受賞しました
平成22年度北海道科学技術賞を受賞し、3月10日(木)札幌グランドホテルで開催された贈呈式に出席しました。
※北海道科学技術賞とは、科学技術上のすぐれた発明、研究等を行い、
本道産業の振興、道民生活の向上など経済社会の発展振興等に功績のあった方に、
知事表彰が贈られるもので、昭和35年以来毎年行われています。
旭川医科大学と中国衛生省は、
5月23日(月)、本学で行っている最先端の遠隔医療システムを無償で提供する「中日遠隔医療プロジェクト無償援助協定」を北京で締結しました。
中国では遠隔地の医療サービスの質の向上が大きな課題であり、
提供されるシステムで、北京の中日友好病院と上海の瑞金病院を拠点に、遠隔医療の普及を進めていきます。
旭川医科大学とは、吉田学長が開発した世界最先端の立体ハイビジョン画像を使ったシステムで結ばれ、人材育成、技術支援を行います。
本学と中国側とは2009年から視察や交流を重ねてきました。
医療の格差では中国も日本と共通の課題を抱えています。
中国政府が(我々の)システムを採用したことは光栄で、今後も、遠隔医療で同国を応援していきたいと考えています。
同日、中日友好病院に完成した遠隔医療センターを視察しました。
「ICTを用いた『切れ目のない医療支援体制』の確立」で、スマートフォンを鍵とする(シンクロック)の研究をソフトバンクと行なった。
平成23年度文部科学大臣賞を吉田晃敏学長はソフトバンクBBの孫正義社長と連名で受賞しました。
検査映像などの医用画像をリアルタイムに伝送する遠隔医療ネットワーク構築技術の開発や早期退院患者をフォローアップする
遠隔在宅医療システムの開発を行っていた。
同時に、ソフトバンクBBと協力し、世界初、携帯電話を「鍵」とする本人認証技術の応用など、
これら全体をネットワークで結ぶ遠隔医療支援体制を確立した。
これを東北大震災の際、被災地においてソフトバンクが数多くの電波塔を建て、無料で携帯電話を避難所の住民に配布。
旭川医科大学は、避難所の住民と携帯を使って遠隔医療を行い、精神科などは「心のケア」も行った。
この業績が高く評価され、吉田晃敏学長は孫正義社長と共に文部科学省大臣賞を受賞しました。
受賞式は平成23年9月22日、東京・国際フォーラムで行われました。
地元経済界との意見交換などを目的に札幌を訪れた日本銀行の白川方明総裁と、前日の夕方6時から3時間に亘り会談し、
医療改革や加速する高齢化問題など、今後の国民生活や日本経済に直結する課題について、率直な意見交換を行いました。
「医療の主人公は患者さん」という理念の下、長年にわたって推し進めてきた遠隔医療について、
災害時を含めた機動的な運用や、中国との連携など、「人は動かず、情報が動く」という遠隔医療の理念と現状について説明しました。
また、東日本大震災後の国家公務員の給与削減に対しては、旭川医科大学でも4月から給与を削減した上で、
「特例減額補填手当」を新たに作り、教職員のモチベーション維持のため、減額分を補填する懸命な内部努力をしている実情も 説明しました。
白川総裁からは、高齢化社会における医療の在り方について、疲弊しがちな地域経済を見据えながら、
どのように活性化させていくべきか等のご発言をいただき、様々な意見交換をしました。
白川総裁からは、「少子高齢化が進展する中で、新たな成長分野としての医療の可能性について確信を得た思いがする。」とのお言葉もあり、
遠隔システムの、様々な分野での利活用推進にまで話が及びました。
話し合いは多岐に及びましたが、私が目指す地域医療の更なる充実と、白川方明総裁が率いる日本銀行の今後益々の活躍を、双方が祈念して、
3時間に亘る会談を締めくくりました。
この始動式は、平成23年5月23日に中国衛生部と締結した「中日遠隔医療プロジェクト無償援助協定」に基づくもので、
旭川医科大学病院遠隔医療センしターが、中国国内の4医療機関を結ぶ遠隔医療ネットワークを用い、
遠隔医療の運用ノウハウ及び技術の提供を開始した。
ネットワークは、遠隔医療センターと中国側の拠点病院となる
衛生部中日友好医院(北京市)、さらに上海交通大学医学院附属瑞金医院(上海市)、神木県医院(陝西省)、都江堰市人民医院(四川省)とを結び、
当時世界最新の3D映像の送受信が可能となった。
このネットワークの敷設には、ソニー株式会社(当時の出井信之社長の命を受けた花谷慎二社長以下の社員の皆様)のご尽力を頂いた。
7月22日、23日の2日間、福岡で行われた第33回日本眼循環学会に於いて 第5回松山賞(眼循環に関する眼科学の発展・貢献)を受賞しました。
受賞講演:「網膜循環~私の歩んできた過去・現在、そして未来展望 」
BS朝日にて放送される「命を救う!スゴ腕ドクター」に出演しました
ナビゲーターは、元プロ野球選手・古田敦也さん。
8月下旬に礼文町国保船泊診療所と旭川医科大学遠隔医療センター、旭川たかはし眼科と旭川医科大学遠隔医療センターを結んで行われた
眼科遠隔診療の様子をはじめ、地方の医療を支えるための旭川医科大学の取り組みが紹介されました。
11 国々と手を結ぶ
医師不足や偏在などにより、特に救急医療において医療圏を超える搬送や支援が必要になっています。
例えば、心臓血管外科などでは発症から治療開始までの時間短縮が求められています。
そのためには医師同士、医師と医療チーム、病院間の「連携」が重要であり、
特殊な機器を用いなくても、たとえ医師が院外にいても連携できる仕組みが必要となります。
本事業では、クラウドサーバを用い、タブレットやスマートフォンなどモバイル端末も活用しながら医療の質の向上を目指すものです。
このために、吉田学長らは総務省と厚生労働省の「省令」を変えていただくために、数百例の臨床治験を行いました。
From Telemedicine to Big Data and AI:
Ground-breaking Work
from the International Telemedicine Center
at Asahikawa Medical University, Japan
遠隔医療からビッグデータそしてAIへ
旭川医科大学国際遠隔医療センターの画期的取り組み
目的と概要:
この記者会見の目的は、過去20年にわたる旭川医科大学国際遠隔医療センターの取り組みをお伝えすることにありました。
ちょうど、ハーバード大学と旭川医科大学が国際遠隔医療を開始して20年目に当たる年でした。
現在、旭川医科大学国際遠隔医療センターでは、クラウドを利用して、実際の患者さんのデータを収集し、
ビッグデータを構築するというプロジェクトを進めています。
このデータと、IBMワトソンヘルスが実用化しているビッグデータとを統合することにより(二刀流)、患者さんの診断、治療法の決定、
そして、予後の判定が、飛躍的に進歩するでしょう。
世界の医療を改善し、医療費を劇的に削減することにつながる点で、このクラウド遠隔医療は、医療革命に匹敵するものなのです。
さらに、このクラウド遠隔医療は、医療ばかりでなく他分野の人工知能の発展に寄与するでしょう。
場所:
The Plaza Hotel(Fifth Avenue at Central Park South New York, NY 10019)
アラブ首長国連邦のUAE大学(アブダビ)、医療機関(ドバイ)を視察
アラブ首長国連邦(UAE)との医療連携を推進するため、
2017年1月12日~15日までの4日間、UAEアブダビにあるUAE大学と、ドバイの医療機関を視察しました。
これは、上記のクラウド医療のNHK WORLD-JAPANという英語ニュースをご覧になったドバイの王様が即座に反応した事によります。
今後、大学の保有する遠隔医療技術を海外で活用する事、アジアにおける外国人医師や看護師の臨床研修などの分野で協業案を検討していく予定です。
もう一つKing of ドバイの家訪問
Mount Elizabeth Novena Hospital(シンガポール)を視察
IHH Healthcare Berhad社(本社:マレーシア)がシンガポールで運営するMount Elizabeth Novena Hospitalを視察しました。
安倍総理の日ロ共同経済活動、北方四島視察
2016年12月の日露首脳会談(安倍首相とプーチン大統領)において、北方四島での共同経済活動に関する交渉を開始することで合意されました。
ロシアのサハリン州政府代表団(ザイツェフ副首相、パク厚生大臣ほか5名)が遠隔医療センターを視察し
市立稚内病院との遠隔医療の様子やクラウド医療を紹介しました。
当時の世耕弘成 経済産業大臣と橋本聖子 参議院議員に、
旭川医科大学が取り組んでいるクラウド医療や日露共同経済活動の成果を報告しました。
Parkway Pantai Ltdと国際医療連携に関する覚書を締結しました
Parkway Pantaiは、アジア最大手の民間病院グループIHH Healthcare Berhadの子会社で、
シンガポール、マレーシア、インド、中国、香港、ブルネイ、アラブ首長国連邦で病院事業を展開する民間病院グループです。
12 結びに
ーー格差なき世界の実現に向けて
ーー立体8Kへ
現行のハイビジョンの16倍の超高解像度、
8Kスーパーハイビジョン技術を応用した8Kカメラ(3300万画素)を用い、立体動画映像8K-3Dの検証を開始しました。
網膜の微細血管までが明らかに鮮明に認知できます。
8K-3Dの研究開発の様子がNHKニュースで紹介されました
8K超高解像度カメラを用いて、国の承認を得た本格的内視鏡手術の実施と共に、8K-3Dの研究開発の様子がNHKニュースで紹介されました。
更に、同日、内視鏡8K映像を用いた旭川医大の手術はNHK WORLD-JAPANで全世界にニュースとして放送されました。
その後、札幌雪祭りの時、札幌NHK会館で、1週間にわたり、3D8Kの立体絵画映像を公開。
掲載「財界さっぽろ 6月号ー旭医大学長騒動を一刀両断」
出版 「大学病院の葛藤と未来展望―旭川医科大学長14年の経験からー」
石破茂内閣総理大臣の政策を意識して、日本のエネルギー自給率が12%であること、食料自給率は38%であること、
特にエネルギー問題は深刻で、ソーラーパネルは耐用年数が約20年であり、
それを過ぎると、パネルから放出される人的被害物質、ヒ素、セレン、カドミウム、鉛、アンチモン、銀などの処理は
大きな社会問題になることの予測を述べた。
また、風力発電の環境保全と電磁波公害を論じた。
風力発電は可住地面積が、
10万3千k㎡の狭い日本国土に1億2千万人超の人口を有する我が国では陸土に風力発電を設置すると環境保全、公害問題を引き起こす。
会場風力は更に大きな問題を含んでいる事を論じ、原子力発電に関しても私見を述べた。
ウランの原子力発電が稼働する前の医療対策は私の脳にしっかりと存在している。
吉田 晃敏の経歴書
1952年4月14日生まれ、74歳
(pr-yoshida.com)
学⻑在籍14年、教授歴15年
外部資金42年間で50億円
病院(603床)収入学⻑時代14年間で67億円
【主な活動実績】
遠隔医療(国内50、国外9医療機関)での27年間の実績。
・2006年、「アジア・ブロードバンド計画」のプロジェクトリーダー。
・患部を立体視出来る「3Dハイビジョン伝送システム」を開発。
・旭川、シンガポール、タイの3ヵ国間でライブ手術映像の送受信に成功「世界初」
・2012年、中国衛生部と吉田晃敏が協定締結。4地域(北京市、上海市、陝⻄省、四川省)の病院に
遠隔医療のノウハウ及び3Dハイビジョン伝送システム提供。装置はソニー(出井社⻑)が無償提供。
・2016年、モバイル端末で遠隔医療を行う「クラウド医療」を世界にむけて、ニューヨークプラザホテルで記者会見(ソニー盛田会⻑、ソフトバンク孫社⻑、につぎ、日本⼈3⼈目)(高市早苗総務大臣時)
・遠隔医療を中東で展開するため、2017年にUAE大学、2018年にドバイMBR大学と交流開始。2017年、日露共同経済活動における官⺠調査団の⼀員(医療分野代表)として、サハリン州、北方四島を視察。
・2018年、アジア最大医療グループIHHとの間で覚書を締結。
①国際遠隔医療、②新規開発したドップラーOCT(血流測定装置)の普及
③アジアの医療従事者を旭川医大で研修
・2018年、ハイビジョンの16倍の情報量を持つ「8K医療画像」システムの開発に成功。「世界初」
・2019年1月、皇居・宮殿で行われた「講書始の儀」に参列。(平成天皇最後の儀式)
・2020年2月、「クラウド医療」のアフリカ展開(最初はルワンダ共和国)を開始。
・2020年6月、「アバター医療プロジェクト」(医療従事者がアバターロボットを遠隔操作)を開始。
・2020年7月、オンライン診療+オンライン服薬指導+ドローン医薬品搬送に成功。「世界初」
・2020年7月、「8K医療画像」を用いた8K内視鏡による直腸癌の観察に成功。「世界初」
世界初立体3D-8K絵画の伝送
【学歴及び職歴】
・旭川医大卒、眼科入局(1979年)
・ハーバード大学スケペンス眼科研究所、ベス・イスラエル病院、MIT(ボストン)(1980〜1983年)
・ハーバード大学スケペンス眼科研究所(1989年)
・旭川医大眼科学講座教授(1992年)、40歳
・第7代旭川医大学⻑就任(2007年)、55歳
・同辞職(2022年3月3日)
【主な受賞歴】
・日本初・マサチューセッツ州知事賞(G7事業、旭川医大とハーバード大間で「世界初の動画での国際遠隔医」に対して、1996年)(第二次橋本内閣)
・総務大臣賞(2009年)
・文部科学大臣賞(ソフトバンク孫正義氏と連名受賞)「モバイル遠隔医療」(2011年)
【主な役職】
・ハーバード大学スケペンス眼研究所 Board Member
・日本遠隔医療学会理事
・海外における日本医療拠点の構築に向けた研究会(経済産業省)委員
・旭川市教育委員9年